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研究グループ

安陽研究グループ

オーガナイザー・担当者:李修平

沿革

本所は、1928年の成立当初から1937年まで、河南安陽殷墟で15回の考古発掘調査を行い、小屯宮殿区と西北岡王陵区の発見以外にも、貴重な文物が大量に出土しました。台湾に移動した後、殷墟の発掘調査に参加した先代の研究員らは、発掘された遺物や資料の整理にようやく専念することができました。西北岡区の担当者は高去尋氏、小屯区の担当者は石璋如氏であり、両者は自身の研究室で整理と研究作業を行いました。1986年に、本所の文物陳列館が設立され、三階には中国大陸考古資料の収蔵庫が設置されました。その中には、西北岡区研究グループと小屯区研究グループが含まれました。1991年、高去尋氏が他界したため、西北岡区グループも石璋如氏の担当となりました。2004年には石璋如氏も永眠し、同年6月、本所の決議により、二つの研究グループが「安陽研究グループ」として合併され、2005年に正式に成立しました。初代の担当者は李永迪氏(担当期間:2004-2016)、第二代は李匡悌氏(担当期間:2004-2016)でした。現在の担当者は李修平氏(2020-)となっています。

殷墟の考古発掘調査以降、約100年近くに渡り、本所の先代研究員は積極的に出土遺物の整理に着手し、多数の考古通信と数十編の考古成果報告書を発表してきました。その中には、西北岡の大墓、小墓、及び小屯の建築遺跡、墳墓、甲骨地層などが含まれています。その他にも、貴重文物のカラー画像や殷墟発掘調査の歴史などの著作が出版されました。さらに、出土遺物を基に、より創造的な研究作業も進められています。これには、宮殿区の建築、銅器、陶器、甲骨文字、形質人類学といった、重要なテーマが挙げられます。今後も、当研究グループは先代研究員らの業績を土台に、堅実な学術的伝統を守り、引き続き殷墟及び中国の考古学研究に努力していく所存です。

ビジョン(展望)

過去の伝統を受け継ぎ、未来の新しい時代を創造するために、当研究グループのビジョンには、以下の四つの目標が含まれます。
一、研究の創造
二、人材育成
三、社会との連携
四、考古遺産の整理

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