設立日:2014/1/1
情報・通信技術の急速な発展と運用は、いわゆる「デジタル革命」を引き起こし、人文科学研究者達が住まう社会や文化の環境にも、天地が逆転するかのような変化が生じました。使い慣れたリサーチツールや研究方法、さらには問題を思考する概念構造、学術研究における質の判定基準といった事柄においてさえ、日々増加する難題に直面しており、人文研究の「パラダイムシフト」は現在進行中であると言えるでしょう。そのため、当研究室は、デジタル科学の専門家と人文学領域の学者らをの協力に基づき、デジタル技術やデジタルコンテンツを使って、いかに人文学研究を推進していくかを検討し、新しい研究模範の確立に努めています。さらに、デジタル科学技術が人類の社会と文明に与える衝撃を解析し、その対応策を検討していきます。まとめると、当研究室では、以下の2種類の研究の推進・協力を行っています。
一、デジタル技術・デジタルコンテンツを使った人文学研究の推進
二、デジタル技術が社会に与える衝撃と、その対応策の検討